投資信託で全世界株を選びたいけれど、eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまという候補で迷っていませんか。
信託報酬やベンチマーク、組入国比率、運用実績など比較ポイントが多く、長期投資でどちらが適切か判断しにくいはずです。
この記事では費用面から構成比、実績、流動性、税制対応まで幅広く比較し、あなたの投資目的別に向き不向きを示します。
信託報酬の実質コストやベンチマーク差、地域配分や最大下落率など重要指標を順番に分かりやすく解説します。
まずは要点を押さえて、自分に合う基準を見つけていきましょう。
eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまはどっち
eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまのどちらが良いかは、信託報酬やベンチマーク、組入比率など複数の観点で比較する必要があります。
ここでは主要な比較ポイントをわかりやすく整理して、選び方の参考になる情報を提示します。
信託報酬
信託報酬は長期投資でパフォーマンスに直結する重要な要素です。
一般にeMAXIS Slimシリーズは業界でも低めの設定を目指しており、運用コストの低さが売りの一つです。
雪だるまシリーズもコスト競争力を持つ商品が多いですが、商品ごとに差がありますので最新の数値確認が欠かせません。
信託報酬だけでなく実質コストや売買時のスプレッドも総合的に比較してください。
ベンチマーク
ベンチマークの違いは組入銘柄の選定や地域配分に直接影響します。
ある商品はMSCI系の指数に連動し、別の商品はFTSEや独自の指数を採用することがあり得ます。
同じ「全世界株式」を名乗っていても、大型株中心かオールカントリーかで性格が変わります。
ベンチマークの採用指標を確認して、自分の投資方針と合うかどうか判断しましょう。
組入国比率
組入国比率は米国の比率が高くなる傾向があり、これがリターンとリスクの源泉になります。
以下は代表的な配分イメージの例です。
| 地域 | 配分例 eMAXIS Slim | 配分例 雪だるま |
|---|---|---|
| 米国 | 約55%〜65% | 約50%〜65% |
| 日本 | 約5%〜8% | 約4%〜9% |
| 先進国(米国除く) | 約20%〜30% | 約20%〜30% |
| 新興国 | 約5%〜15% | 約5%〜15% |
上表はあくまで参考値です。
実際の比率はベンチマークや時価総額の変動で変わりますので、月次や四半期の組入状況を確認してください。
運用実績
短期的な騰落はどちらのファンドでも差が出ることがありますが、中長期ではベンチマークとの乖離が焦点になります。
信託報酬やトラッキングエラーが小さいほど、ベンチマークに近い動きになりやすい傾向です。
過去の年率リターンや最大下落率などを比較すると、リスク許容度に合った選択がしやすくなります。
ただし過去の実績は将来を保証しない点に注意してください。
純資産総額
純資産総額が大きいファンドは流動性や継続性の面で安心感があります。
eMAXIS Slimシリーズは多くの投資家に支持され、比較的大きな純資産を持つことが多いです。
雪だるまシリーズも人気商品は資金流入が安定している一方で、商品によって差が出ます。
純資産総額が小さいファンドは償還や運用停止のリスクをチェックした方が良いでしょう。
購入先と流動性
購入できる証券会社や販売チャネルは商品ごとに異なります。
- ネット証券各社
- 大手銀行の投信窓口
- IFAや対面証券
- ロボアドバイザー経由の設定可能性
主要ネット証券で扱われている商品は、積立設定や販売手数料の面で有利になることが多いです。
流動性は投資信託の場合は基準価額と純資産で判断し、ETFなどに比べて売買執行の観点が異なる点に注意してください。
購入前に取り扱い状況や最低購入金額、積立の可否を確認してください。
信託報酬の比較
信託報酬は長期投資の成績に直接響くため、どちらを選ぶかで総コストに大きな差が出ます。
ここでは表面の料率だけでなく、実際に手元に残るコストを意識して比較します。
信託報酬率
eMAXIS Slim 全世界株式は低コストを売りにしており、同カテゴリでも上位に入る低い信託報酬率です。
雪だるまシリーズは商品によって幅がありますが、一般的にeMAXIS Slimと比べるとわずかに高めの設定になっている場合があります。
ただし差は小さく、数年単位の長期投資では複利効果で差が拡大する点だけは注意が必要です。
最終的には信託報酬率だけでなく、購入時の手数料や実質コストも確認してください。
実質コスト
実質コストは目に見える信託報酬以外の売買コストや保有中の隠れコストも含めた指標です。
ここで示す表は、比較の際に押さえておきたい主な項目を簡潔にまとめたものです。
| 費用項目 | eMAXIS Slim | 雪だるま |
|---|---|---|
| 信託報酬 | 低水準 | やや高め |
| 売買コスト | 抑制傾向 | ファンド依存 |
| 為替関連 | 為替影響あり | 為替影響あり |
| その他隠れコスト | 低め安定 | 変動することあり |
表からわかる通り、見かけの料率だけで判断せずに実質コストの要因を分解して確認することが重要です。
その他の運用コスト
信託報酬以外にも、保有期間中にかかるコストはいくつかあります。
これらはファンドの構造や運用方針で差が出るため、購入前に必ずチェックしてください。
- 売買手数料
- 為替スプレッド
- 保有中のキャッシュコスト
- 売却時の税金関連コスト
特に為替コストや売買頻度に起因するコストは見落とされがちです。
短期の差は小さく見えても、長期の積み重ねでリターンに影響しますので、総合的に判断しましょう。
ベンチマークと組入比率の違い
全世界株式として同じ「全世界」をうたっていても、採用するベンチマークや組入方針の差で実際の保有銘柄や比率は変わります。
ここでは指標の種類、地域配分、業種配分の三つの視点から違いを分かりやすく説明します。
指標種類
まず重要なのは、それぞれが追随するインデックスの設計思想です。
市場の時価総額に連動するタイプと、対象範囲を広く取るオールキャップ型では銘柄構成が異なります。
| 比較項目 | eMAXIS Slim 全世界株式 | 雪だるま(全世界株式系) |
|---|---|---|
| インデックスの性質 | 時価総額加重インデックス | 時価総額中心だがサンプリングあり |
| 配当の扱い | 累積型または配当込みに連動 | 配当込みを基準にすることが多い |
| カバレッジ | 大型中型小型を含む広範囲 | 主に大型中心の構成となる場合がある |
地域配分
地域配分はベンチマークの採用方法やサンプリングの有無で差が出ます。
特に米国の比率は総資本の大きさに連動しやすく、結果としてファンド間で差が生まれます。
- 米国 傾向として最大ウェイト
- 欧州 比較的一定の比率を占める
- 日本 インデックスによって含み方が異なる
- 新興国 取扱いによって大きく変動
- その他 小型市場や地域別ファクター
具体的な数値は両ファンドの月次レポートで確認するのが確実です。
業種配分
業種配分も地域同様に、時価総額加重のインデックスだとテクノロジーなど時価総額の大きい業種が重くなります。
一方で、サンプリングや除外ルールがあるとヘルスケアや金融が相対的に重くなることがあります。
長期投資の観点では、業種偏重がリスクとリターンに影響しますので、ファンド選びの際に業種比率を確認することをおすすめします。
運用実績とリスク指標の比較
ここでは年率リターン、最大下落率、トラッキングエラーの三つの観点から、eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまを比較します。
過去の数字は重要ですが、将来の成果を保証するものではない点にご注意ください。
年率リターン
| 指標 | eMAXIS Slim全世界株式 | 雪だるま |
|---|---|---|
| 直近1年 | ほぼ同等 | ほぼ同等 |
| 直近3年 | やや優位 | やや劣る |
| 直近5年 | ほぼ同等 | ほぼ同等 |
年率リターンはベンチマークの構成比率と為替影響、信託報酬の差でわずかにずれます。
両ファンドともに世界株式を対象としているため、大きな差は出にくい傾向があります。
短期だと地域配分やタイミングで差が拡大することがあるので、判断には複数年の数字を見ることをお勧めします。
最大下落率
最大下落率は投資家の精神的許容度を考えるうえで重要な指標です。
- 市場全体の大幅下落
- 短期的な急落局面
- 回復期間の長短
過去の急落局面を見ると、両ファンドともに世界株式の影響を受けて似たような下落率を示すことが多いです。
ただし、構成銘柄の微妙な差やリバランスのタイミングによって、最大下落率に数ポイントの差が出る場合があります。
投資を始める前に、自身のリスク許容度を明確にしておくと安心感が高まります。
トラッキングエラー
トラッキングエラーは対象ベンチマークとの差の大きさを示す指標です。
一般にインデックスファンドはトラッキングエラーが小さいほどベンチマークに忠実な運用と言えます。
eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまはともにパッシブ運用であり、トラッキングエラーは低水準であることが期待されます。
ただし、サンプリング手法の採用、為替処理、配当の扱いなど運用実務の違いで数値に差が出ることがあります。
最新のトラッキングエラーは運用報告書や目論見書で確認してください。
判断に迷ったら、複数期間のトラッキングエラーを比較し、運用方針の一致度合いも合わせて確認することをおすすめします。
購入方法と税制優遇の違い
eMAXIS Slim全世界株式と雪だるまの購入方法や税制優遇には、利用先ごとに差が出ます。
ここでは取り扱い証券会社、積立の設定と最低金額、そしてiDeCo・つみたてNISAの対応状況をわかりやすく整理します。
取扱い証券会社
両ファンドはネット証券を中心に幅広く取り扱われる傾向が強いです。
しかし、取り扱いの有無や販売手数料の条件は証券会社によって異なりますので、購入前に確認することをおすすめします。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 大手銀行の投信窓口
これらのうち、特定のキャンペーンやポイント還元を行っている証券会社があるため、コスト面で有利になる場合があります。
積立設定と最低金額
積立購入は少額から始められる点が魅力で、実際の最低金額は証券会社やファンドごとに設定が異なります。
| 項目 | eMAXIS Slim 全世界株式 | 雪だるま |
|---|---|---|
| 積立最低金額 | 100円から 500円からの設定もあり |
100円から 商品による違いあり |
| 一括購入 | 可能 | 可能 |
| 買付頻度 | 毎日 毎週 毎月 | 毎日 毎月など |
表の内容は一般的な例であり、実際の設定可能額や頻度は口座開設先で確認してください。
iDeCo・つみたてNISA対応
つみたてNISAについては、eMAXIS Slim全世界株式は多くの販売先で対応商品に含まれていることが多いです。
そのため、非課税枠を活用した長期積立を検討する場合に選択肢として有力です。
一方で、雪だるまシリーズの対応状況はファンドの種類や販売元によって異なります。
iDeCoへの採用も同様で、対象ファンドに指定されているかどうかは各年金運用機関や証券会社のラインナップ次第です。
口座を開設する前に、つみたてNISAやiDeCoでの取扱い状況を必ず確認しておくと安心です。
税制優遇を最大限に活かすには、利用予定の枠と投資計画を照らし合わせて検討してください。
投資目的別の選び方ガイド
資産形成の目的や投資期間、リスク許容度によって、eMAXIS Slim全世界株式と雪だるま(SBI・全世界株式)は適する投資家が変わります。
長期の積立で市場平均に連動した安定した成長を狙うなら、低コストで純資産が大きい商品を優先すると有利です。
短期的なリバランスや国別配分にこだわる場合は、組入比率や運用方針を細かく確認してください。
- 長期積立向け:低コスト・分散重視
- 成長重視:米国比率や大型株の重みを確認
- 地域分散重視:新興国の比率を重視する場合の選択肢
- 初心者:取扱い証券会社の利便性と積立設定のしやすさ
最終的には信託報酬、ベンチマーク、組入比率を照らし合わせ、投資目的に合う方を選んでください。

