初心者や乗り換えを検討している方は、SBIグループ内の二つのサービスの違いに戸惑うことが多いですよね。
手数料体系や単元未満株の扱い、取扱商品やIPOの有無など、どちらが自分の投資スタイルに合うか判断しにくいのが問題です。
この記事では用途別に比較して、迷いをなくすための実践的な基準を分かりやすく提示します。
国内株手数料、ミニ株、IPO、ポイント制度、NISA対応、アプリの使い勝手といった主要ポイントを順に解説します。
具体的な手数料比較や利用者別の推奨シナリオも用意しています。
数値ベースの比較とアプリ操作感の違いまで確認すれば、最終的な口座選びがぐっと楽になります。
結論を急がず順に見比べれば自分に最適な組み合わせが見えてくるので、まずはチェックポイントから読み進めてください。
SBIネオモバイル証券とSBI証券の違いを比較し使い分けるポイント
SBIネオモバイル証券とSBI証券は、同じSBIグループでもサービス設計がかなり異なります。
ここでは国内株式手数料や単元未満株の扱い、取扱商品、IPO、ポイント制度、NISA、口座開設の流れまで、使い分けの観点で分かりやすく比較します。
国内株式手数料
SBIネオモバイル証券は、少額・頻繁取引を想定した料金体系と使い勝手がウリです。
月額での利用料や小口向けの手数料体系により、1株からの取引や少額投資を手軽に始めやすい点が魅力になります。
SBI証券は、取引額に応じた手数料プランや割引制度が充実しており、大口取引や信用取引を行う投資家に有利です。
短期売買や投資額が増えるほど手数料効率の差が出やすいので、取引頻度と金額で選ぶのが有効です。
単元未満株(ミニ株)
SBIネオモバイル証券は単元未満株の取引に力を入れており、初めて株を買う人や少額で銘柄分散したい人に向いています。
1株単位での購入が可能なことにより、人気銘柄に少額で投資しやすい特徴があります。
SBI証券も単元未満株に対応している場合がありますが、取引手数料や取扱銘柄に違いがあるため確認が必要です。
- 1株からの購入がしやすい
- 少額で銘柄分散が可能
- 長期の積立投資には不向きな場合がある
- 大口取引にはコスト優位性が低い
取扱商品一覧
まずはどの金融商品を重視するかで口座を使い分ける指針が得られます。
| SBIネオモバイル証券 | SBI証券 |
|---|---|
| 国内株式 1株単位 | 国内株式 単元取引 |
| ETF | ETF |
| 投資信託 | 投資信託 |
| ポイント投資 | 信用取引 |
| (シンプルな商品構成) | FX 債券 IPO 先物など多彩な商品 |
IPO取扱
SBI証券はIPOの取り扱い件数が多く、抽選やポイント優遇など応募の選択肢が豊富です。
主幹事や幹事を務めるケースも多く、主にIPOを重視する投資家はこちらが有利になります。
SBIネオモバイル証券はIPOの取扱状況が限定的な場合があり、参加条件や配分方法に違いが見られることがあります。
IPO中心で攻めたい方は、SBI証券の情報と抽選ルールを確認することをおすすめします。
ポイント制度
SBIネオモバイル証券はポイントサービスと連携し、ポイントを使って株が買える点が特徴です。
Tポイントなど外部ポイントとの連携がある場合、普段の買い物で貯めたポイントを投資に回せます。
SBI証券は独自のポイント制度やキャンペーンがあり、取引や商品購入でポイント付与が行われます。
どちらもポイントの有効活用で実質的な手数料軽減につながるため、ポイント付与条件を比較しておくと良いです。
NISA・つみたてNISA
どちらの証券会社もNISAやつみたてNISAに対応していますが、取り扱い商品や手続きの流れに差があります。
SBI証券は積立投資向けの商品ラインナップが豊富で、つみたてNISAの選択肢も充実しています。
SBIネオモバイル証券は少額投資との相性が良く、NISA枠を活用して少しずつ買い付けたい人に向いています。
NISA口座をどちらで開設するかは、購入したい金融商品と取引のやり方で判断するのが確実です。
口座開設手続き
両社ともオンラインでの口座開設に対応しており、本人確認書類とマイナンバーの提出が必要です。
SBIネオモバイル証券はスマホ完結で申し込みやすく、若い層やスマホ中心の人に好評です。
SBI証券は手続きの選択肢が多く、本人確認の方法や郵送書類に対応するケースもあります。
手続きのスピードや使いやすさは時期や申請方法で変わるため、公式サイトの最新案内を確認してください。
手数料体系の具体比較
SBIネオモバイル証券とSBI証券では、手数料の仕組みが根本的に異なる部分が多くあります。
取引単位や取引頻度によって、どちらが安くなるかは変わるので、具体的な比較が重要です。
現物取引(単元)
まず単元株の現物取引について、料金イメージを一覧で示します。
| 区分 | SBIネオモバイル証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| 手数料体系 | 月額定額制 | 約定ごと料金制 |
| 想定ユーザー | 少額で頻繁に取引する投資家 | まとまった取引を行う投資家 |
SBIネオモバイル証券は月額のサービス料で少額取引のコストを抑える設計です。
一方でSBI証券は約定ごとに発生する手数料が中心で、大口取引や高頻度でない取引では割安になることが多いです。
結果として、単元株をまとめて取引する場合はSBI証券が向いており、1回あたりの約定金額が大きいほど有利になりやすいです。
対照的に、単価の低い銘柄を何度も売買する場合は月額固定の恩恵が大きくなります。
現物取引(単元未満)
単元未満株の扱いでは両社に明確な差があります。
- 1株からの購入が可能
- 手数料が割安または定額化されている
- 取引時間や注文方法に制限がある場合がある
SBIネオモバイル証券は単元未満株に強みがあり、1株単位で気軽に買える点が魅力です。
SBI証券でも一部サービスで単元未満取引が可能ですが、手数料体系や注文の柔軟性で差が出ることがあります。
短期的に株価を試したい、少額で銘柄を分散したいという目的ならネオモバイルが便利です。
信用取引
信用取引については両社の対応が分かれます。
SBI証券は信用取引に対応しており、取引手数料の他に買方金利や貸株料といったコストがかかります。
信用取引ではレバレッジが効く反面、金利コストや追証のリスクがあるため、条件をよく確認する必要があります。
SBIネオモバイル証券は信用取引を提供していないのが基本で、現物取引に特化した設計です。
信用取引を行いたい場合はSBI証券の口座を利用するのが現実的です。
入出金手数料
入出金にかかる費用は、利用する銀行や入金方法によって大きく変わります。
SBI証券は即時入金サービスに対応する銀行が多数あり、条件次第で手数料無料で入金できるケースが多いです。
SBIネオモバイル証券もネットバンキングや提携サービスを利用して手数料を抑えられる場合があります。
出金時は各社ともに原則として手数料が発生する場合があるので、頻繁に出金する予定があるなら事前に確認しておくとよいです。
効率的な手数料節約策としては、提携銀行を使う、まとめて入出金する、ポイント制度と組み合わせるなどがあります。
商品ラインナップ別の使い分け
SBIネオモバイル証券とSBI証券は、商品ラインナップに違いがあり、用途によって使い分けると効率的です。
ここでは主要な商品ごとに、どちらを選ぶとよいかを分かりやすく整理します。
国内株式
国内株式は取扱い銘柄数や注文方法、手数料体系で使い分けるのが基本です。
SBI証券は取扱銘柄が豊富で、成行や指値に加え多彩な注文方法が用意されています。
そのため、中上級者や単元株で細かく戦略を立てたい方に向いています。
SBIネオモバイル証券は少額投資や1株からの投資に強みがあり、スマホで手軽に始めたい初心者におすすめです。
デイトレードや高速な板寄せを重視する場合は、SBI証券の方が利便性が高いケースがあります。
投資信託
投資信託はラインナップと積立機能、手数料やポイント活用が選択のポイントです。
SBI証券は取り扱い本数が多く、ノーロード商品やインデックス型の選択肢が充実しています。
対してSBIネオモバイル証券は少額での積立やポイントでの購入がしやすく、試し買いに便利です。
- 少額からの積立
- ポイントでの買付
- 初心者向けラインナップ
- 幅広い商品の検索機能
長期の資産形成を考えるなら、品揃えの豊富なSBI証券でファンドを比較しつつ、ネオモバで少額から試すという併用も有効です。
ETF・ETN
ETFやETNは流動性と売買単位、手数料が重要です。
SBI証券は国内外のETFが豊富で、信託報酬や売買コストを比較しやすいメリットがあります。
SBIネオモバイル証券は1株から買えるケースがあり、好きな銘柄を小さく保有してみたい投資家に向いています。
| 項目 | SBIネオモバイル証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| 取扱本数 | 限定的 | 豊富 |
| 売買単位 | 1株単位購入可能 | 単元単位中心 |
| コスト比較 | 小口向けに有利な場合あり | 割引や手数料プラン充実 |
表を参考に、小口で分散したい場合はネオモバを、低コストで本格的にETF運用したい場合はSBI証券を選ぶと良いでしょう。
IPO
IPOを重視する投資家には、SBI証券の利点が際立ちます。
SBI証券は取り扱い数が多く、委託幹事や完全抽選など応募方法が多彩で、当選のチャンスを広げられます。
SBIネオモバイル証券はIPO取扱いが限定的な場合が多く、当選狙いでメインに使うにはやや不向きです。
複数口座で応募して当選確率を上げたい方は、SBI証券を中心に、他のネット証券と組み合わせるのが現実的です。
債券
個人向け国債や社債など債券商品は、取扱いと手数料が選択の鍵になります。
SBI証券は国内外の債券や個人向け国債の購入手段が整っており、利回りや発行条件を比較しやすい特徴があります。
SBIネオモバイル証券は債券商品が限定的なことがあるため、債券中心の運用をする場合はSBI証券の利用をおすすめします。
安定運用で債券を組み入れたい方は、まずSBI証券のラインナップを確認してから口座を併用すると安心です。
スマホアプリの特徴
SBIネオモバイル証券とSBI証券のスマホアプリは、目的に応じて使い分けたくなる違いがあります。
どちらも基本機能は揃っていますが、操作性や提供するツールに差があるため、実際の使い勝手は異なります。
以下では注文機能から外部連携まで、投資スタイルに合わせた視点で比較します。
注文機能
注文周りはアプリの核であり、使いやすさが投資効率に直結します。
SBIネオモバは単元未満株の扱いが手軽で、少額投資を前提にしたシンプルな注文フローが魅力です。
SBI証券は指値や逆指値を含む多彩な注文方法に対応しており、中短期売買や細かい注文設定に向いています。
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
- IFD OCO注文
- 単元未満株注文
どちらのアプリもワンタップで発注できる点は共通ですが、注文確認画面の情報量や発注の速さに違いが出ます。
チャート・分析
チャート機能は銘柄選びとエントリーの精度を左右します。
SBI証券のアプリはテクニカル指標の種類が多く、時間足の切り替えや表示カスタマイズが充実しています。
移動平均やRSI、出来高など、主要な指標を組み合わせて分析したい方に向いています。
SBIネオモバはシンプルで直感的なチャートが特徴で、初心者でもトレンドを把握しやすい設計です。
ニュースや決算情報との連動があるため、チャートだけでなくファンダメンタル面も確認しやすくなっています。
操作性と通知
操作性はデザインの違いだけでなく、動作の軽さや認証の快適さにも表れます。
SBIネオモバは軽量で画面遷移が速い印象があり、短時間での売買を繰り返す場合に便利です。
SBI証券は情報量が多いため、慣れるまで多少の学習コストがありますがカスタマイズ性は高めです。
通知機能は両社ともに用意されており、価格アラートや入出金通知を細かく設定できます。
プッシュ通知の精度やタイミングは重要なので、実際に鳴らしてみて使い勝手を確かめることをおすすめします。
外部連携
外部サービスとの連携は資産管理や入出金の利便性に直結します。
| 連携先 | 主な機能 |
|---|---|
| 即時入金サービス | 入金反映 |
| 銀行振込 | 入出金 |
| CSV出力 | 取引履歴取得 |
| 家計簿連携 | 資産一元管理 |
SBI証券は多様な即時入金サービスや外部家計簿との連携が手厚く、資産管理を一元化したい方に向きます。
SBIネオモバもCSVや入出金の基本連携を備えていますが、連携先はやや限定的です。
いずれのアプリも外部連携は更新されるため、連携先の最新情報は公式サイトで確認してください。
利用者別の推奨シナリオ
SBIネオモバイル証券とSBI証券は機能や手数料が異なり、利用目的に応じて使い分けると便利です。
ここでは典型的な投資スタイル別に、どちらを主力口座にするかの目安を示します。
投資初心者
まず少額から始めたい方にはSBIネオモバイル証券が向いている場合が多いです。
ミニ株やポイントでの投資がしやすく、心理的なハードルが低い点が魅力です。
- 少額投資の開始
- ポイント利用での購入
- 操作がシンプルなアプリ
- 学習用に適した情報提供
とはいえ、国内株の単元取引やIPOへの本格参戦を考えるなら、SBI証券の口座も同時に持っておくと安心です。
まずはネオモバで慣れて、理解が深まったらSBI証券で取引を拡張する流れがおすすめします。
スマホ中心の短期投資家
スマホ操作で迅速に売買を繰り返す短期トレーダーには、機能性と注文スピードが重要です。
ここでは両社の実務上の違いを簡潔に比較します。
| 比較項目 | SBIネオモバイル証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| 注文スピード | 簡易注文のみ 高速レスポンス |
多様な注文種類 プロ向けの高速注文 |
| 手数料体系 | 定額プラン中心 少額で有利 |
約定ごと課金 まとまった取引で有利 |
| チャート機能 | 基本的な表示 モバイル優先 |
高機能チャート テクニカル多数 |
| 信用取引 | 非対応または限定的 | 対応あり 空売り可能 |
この表を踏まえると、即時性や高度な注文機能を重視するならSBI証券が優れています。
一方で少額を多頻度で回す方や、まずはスマホのみで手軽に始めたい方にはネオモバが向きます。
積立・長期投資家
長期的な資産形成を目指す方には、取扱い投資信託の充実度と自動積立の利便性が鍵になります。
SBI証券は投資信託の本数やノーロード商品が豊富で、積立設定の柔軟性も高いです。
つみたてNISAを活用する場合も、対象商品の幅広さからSBI証券が有利でしょう。
SBIネオモバイル証券はポイント投資や少額投資のサポートが良く、長期の学習運用として併用する価値があります。
毎月の自動購入で手間を減らしたいなら、メインにSBI証券を据えてネオモバを補助的に使う運用設計をおすすめします。
IPO重点の投資家
IPOに重点を置く場合は、取扱数と当選確率が重要です。
SBI証券はIPO取扱量が多く、抽選枠や優遇制度も整っているため当選チャンスが広がります。
SBIネオモバイル証券もIPOの取り扱いがある場合がありますが、数や配分は限られることが多いです。
効率的にIPOを狙うなら、SBI証券をメインにして口座を複数持つ戦略が現実的です。
また、資金拘束や申込ルールを事前に確認し、どの口座からどの銘柄に応募するかを整理しておくと良いでしょう。
口座選びを決めるための最終チェックリスト
SBIネオモバイル証券とSBI証券は手数料や取扱商品、サービス設計が異なりますので、目的に応じて使い分けることが重要です。
まずは自分の投資スタイルと優先順位を明確にしてください。
- 取引手数料と取引頻度
- 単元未満株の対応可否
- NISA・つみたてNISAの対応状況
- IPOの取扱いと当選確率
- ポイント還元と使い勝手
- スマホアプリの操作性と通知機能
- 入出金の利便性と手数料
- 信用取引や債券などの取扱いの有無
最後に、必要であれば両方の口座を併用して、目的ごとに最適な環境を作ることをおすすめします。

